サイトコンセプト

目次

  1. 指針
    1. テーマを1つに
    2. 管理人のプロフィール
    3. 相互リンクの申し込み
    4. カウンタの数字
  2. デザイン
    1. Valid HTML! & Valid CSS!
    2. 絶対単位での長さ指定
    3. Transitional なページと applet 要素
    4. 黒背景について
    5. リンクバナーについて
  3. ネット用語
    1. ホームページ?
    2. リンクフリー?
  4. 追記

指針

テーマを1つに

テーマを1つに絞るべきでは?

 一般的に何かを人に伝えるときは、その主体となるものを1つ定めた方がよいのですよね。これは、情報発信を目的としたサイトの設計に関してもいえることでしょう。ですから、「とりあえずホームページを作ってみたい」という人に対して最も頻繁になされる問いかけ(=アドバイス)が「どんなサイトにするの?(小説を読ませたいのか、CGを見せたいのか、ゲームを遊ばせたいのか)」となるわけです。
 顧みるに、本サイトはテーマが必ずしも1つではありません。基本的には、“知的テーブルゲームを中心としたアプレット”がメインコンテンツなわけですが、あまり役に立たないツール類や、最近では小説まで公開しています。本当のところは、index ページでは、現在のゲームのメニュー項目を載せた方がよいのかもしれません。
 ところが、私はこれでよいと思っています。というのは、まず自分の目的が(非営利的な)個人の情報発信であるからです。企業や公的機関のように、何らかの存在意義に縛られているわけではないのです。自分が好きなようにサイトを作ればよい、というのは真実です。楽しみのためにやっていることで、無意味に息苦しい運営をする必要はありません。まあ、唯一なる自分を核としているものなら、幅広くコンテンツとしてよいと考えているわけです。
 ただし、あくまで自分の自由ではありますが、他の方に見ていただくことを想定してサイトを開いていることも確かです。注意すべきは「あまり中途半端な内容を載せない」ことだと思います。所詮は素人ですから、常に売り物になるようなものを作れるわけではありませんが、最低限、自分が楽しめるレベルの完成度は志向するようにしています。
 そして、メニューなどでサイトの構成を把握しやすくしておくことも大切ですね。そういうわけで、ナビゲータなども適度と考えられるくらいに設置しています。

管理人のプロフィール

管理人のプロフィールが見当たらないのですが?

 確かにプロフィールは実に多くのサイトに存在するコンテンツですね。個人の情報発信であるからには、どんな個人がサイトの運営を行っているのかは基本なのかもしれません。プロフィール欄を見る閲覧者はごくごく少数だとしても、そういった人の要求に応えるべきだ、という視点ですね。
 しかし、一方でプライバシーとか匿名性の保護という観点もあります。ネット上の活動というのは、実社会から少し離れた立場で行えるのが魅力の一つです。私には、自分を隠蔽したままで、情報を発信する権利があると考えています。しかも、このサイトの性質上、サイトの管理人が不明なままでも、まず困ることはないでしょう。(ゲーム系なのでセキュリティの問題はあるかもしれませんが、ショッピング・サイトなどではありません。)
 以上を総合的に加味し、少しでもヴァーチャルな自分を楽しむために、敢えて何の情報もおいていません。まあ、リンク先などを辿るとある程度はわかってしまうことなのですが。

相互リンクの申し込みをしたことがありますか? あるいは、してもよいですか?

 恥ずかしながら申し込み……押し売りがほとんどです。ですので(?)しても構いません。

 ちまたでは「相互リンクは募集していません」とわざわざ表明なさっているサイトもありますね。私の経験上、そのようなサイトは極めて人気なサイトか、あるいは、こだわりをもって運営しているサイトであることが多いようです。
 まず、人気サイトでは、要するに一々相互リンクにしていられないのでしょう。うらやましい限りです。
 一方、こだわりのサイトでは、直接のリンク先のクオリティまでも、サイトのコンテンツの一つと捉えているものと思われます。つまり“価値のない”サイトにうわべだけの付き合いリンクを張って、せっかく訪れてくれた閲覧者に無駄な時間を取らせたくないのでしょう。また、人気取りのために誠意のないリンクを張ってもらう必要などなく、本当に価値のあるリンクの網を広げていこう、とも考えているかもしれません。もっともな考え方だと思います。

 ただし、サイトを作った以上は見てもらいたい、というのが人情です。特に設立して間もないサイトですと、リンク集に登録するか、同業の先輩サイトからリンクを展開してもらうのが、閲覧者の絶対数を確保するためには不可欠です。コンテンツの充実度と訪問者(というかリピーター)の数は相関関係にあるのは事実ですが、はじめの方はカウンタの数を気にしながら、訪問者の数に励まされて内容を作り上げていくという側面もあります。サイトというのは日々成長していくものであり、開設時点から先輩なみであることは難しいのです。
 そういうわけで、私はいくつかのサイトに押し売りをしましたし(ゴメンナサイ)、もし相互リンクの申し出があれば、受けるつもりでいます。

 または、中間的なスタンスとして、閲覧者のためにも、充実しているサイトは先頭の方にもってきて紹介文にお薦め色を濃くだす、というのは手かもしれません。
 なお、念のために断っておきますが、私の場合「利用者の需要が多いリンクの提供」および「まだ知られていないリンクの提供」を重視しています。ですので、自分のサイトと傾向が似ているところや、知名度が低いと思われるところの優先度も高めていますので、順序と質とは必ずしも関係ありません。

カウンタの数字

カウンタの数字を気にしていますか?

 もちろん気にしています。大抵のところがそうでしょうが、カウンタの設置は訪問者というよりは自分のためにしていることです。訪問者がカウンタの数字を見て、そこのサイトの人気を推し量ることは可能ですけれど、カウンタの数字がわかるところまで来ているのなら、中身を実際に見て自分で判断した方がはやいでしょうし。
 とりあえず、1日100アクセスの目標は達成できたようですが、春休み中ということかもしれず、油断はできません。新しい目標は、とりあえず、1日200アクセスですね。

デザイン

Valid HTML! & Valid CSS!

Valid HTML! だとか Valid CSS! だとか、互換性を無視しているのですか?

 確かに、デザイン的には見捨てています。とはいえ、media 指定が理解できないものであれば、ブラウザ・デフォルトの設定で閲覧できるでしょう。Valid HTML だからといって互換性を捨てているわけではありません。むしろ構造的内容の互換性に寄与しているでしょう。
 ドキュメントを修正した直後には、W3Cの理想に共鳴していたことを否定するつもりはありません。(“正しい”文法で記述している人をエライと思ったり。)とはいえ、最近ではちょっと情熱も冷めてきて、もし他人に自分のスタイルを薦めるとしたら、メンテナンスの容易さを第一に挙げるでしょうね。どちらにせよ、はっきりとした流れがある以上は、過去への互換性より、現在および未来への互換性を選択して間違いはないと考えているのです。次々に新旧が交代するコンピュータ関連の世界ですし。

絶対単位の長さ指定

あちこちで絶対単位での長さ指定が見受けられますが?

 CSSは閲覧者の環境にあわせたデザインを実現するためにあるのだからピクセル指定*は慎むべきだ、ということですね。さらに、おわかりのようにトップページではスクロールなしのページになるようにしていますから、解像度が低いと一部の画像が重なるかもしれません。その他のページでも極端に解像度が小さいとアプレットページなどで不具合が発生する可能性はあります。
 これは一種のジレンマなのです。というには、ベクトル画像というのはほとんど普及していなくて、ウェブ上での画像は、たいていラスター画像だからです。つまり、画像とフィットしたページをデザインしようとすると、少し凝った画像では、ピクセル指定を行わないと、位置指定がうまくいかないのです。私は見てくれを重視して、ちょっとした裏切り行為を行っているわけです。……このくらいの妥協は容認していただけることを希望します。

※分類上、ピクセルは相対単位にあたりますが……。

Transitional なページと applet 要素

さらに Transitional なページと applet 要素が残っていますが?

 そうですね。実は自分が Valid な CSS および HTML に託すべきだと考えているのはデザインおよび文書の構造的な部分が中心なのです。アプレットを実現する要素は applet であっても間違いでないと思うので、このメインコンテンツのところだけは互換性の方を重視しています。とはいえ、そのうち object に移行するかもしれません。
 個人的には Microsoft 社が Java を排除する方向に動くのではないか、というのが心配だったりします。まあ、アプレットだけが特別な地位を与えられてきたのは事実なのでしょうが……。

黒背景

黒背景をどう思いますか?

 黒背景は、けっこう好きです。端的には個人的な趣味ですね。
 一応、理屈をつけておきます。我々が通常の世界を視認するとき、目が捉えるのは反射光であるのが普通です。(太陽や電灯などの光が物体に当たり、散乱・反射された光を見ています。)対して、コンピュータ・スクリーンは発光体です。画面というのは光を反射するものではなく(できるだけ反射しないことが望ましい)、直接光を発している物体なのです。その意味で、テレビやスクリーンを長時間見ていると目が疲れるのだと思います。(通常の世界を数時間見る程度で目が疲れることはありません。よほど細かい字を読んだりしない限り。)ということで、スクリーンからの発光量は少ないほどよい、と私は考えています。なので、背景の占める面積比が大きいわけですから、輝度の低い黒地には合理性があると思います。
 あともう一つ、本サイトは Stardust Crown です。本来なら、星は夜空に輝くものなのですが……。

 とか述べておきながら、最近は白背景になったり黒背景になったり、転々としています。白地を好む人の方が多いかと考えて、白背景 CSS を導入し微調整していたのですが、けっこう慣れてしまい、まあどちらでもいいかな、と思うようになりました。

リンクバナーについて

リンクバナーはページを重くするだけでは?

 リンクバナーを使うこと、また、バナーをいわゆる「直リンク」にすることの是非については議論があります。私は、リンクバナーはダウンロードして、リンク集をもつサイト側で提供してよい素材だと考えています。
 バナーは画像ですから、当然、ページを重くする原因になります。しかし、訪問者から見たリンク集の意義を考えると、2つのコストを考慮すべきだと思うのです。1つはページ自体の重さによるコスト、そしてもう1つはリンクを辿ることのコストです。バナーは後者のコストを抑制する機能をもつはずです。

リンクのコストと事前の情報

 通常、あるサイトから別のサイトへジャンプしますと、ページに共通して使用される CSS 等のキャッシュも無効になり、全コンテンツをダウンロードし直すことになります。また、今現在いるサイトは、開いているわけですから何らかの意味で訪問者の興味を引いているものと思われますが、新しく開くリンク先もそうであるとは限りません。(新しくウィンドウを開いたり、表示を待ったり、ブラウザで【戻る】のは、ほんの少し煩わしいことです。)
 つまり、リンクを辿ることはコストを要する作業ですが、その見返りが期待通りとは限らないわけです。ではどうするか? 最も適切な対処は、リンクを辿る前に、リンク先の概要を知っておくことです。ある程度情報を収集できていれば、無駄なジャンプは避けられるかもしれませんから。

 そういうことで、Stardust Crown では主として2つの「リンク先の情報」を提供しています。1つは、リンク元サイトの制作者たる私が用意する「リンク先サイトの紹介文」です。(基本的にはジャンルと簡単な解説を書いています。)そしてもう1つが(サイトによってはありませんが)リンクバナーなのです。リンクバナーはサイト名を格好良く見せるだけではなく、リンク先のサイトの雰囲気を伝えてくれます。しかも、多くの場合、バナーはリンク先のサイト制作者が用意したものです。つまり、リンク元からの紹介文およびリンク先からのバナー、この2つの情報が閲覧者に提供されることになります。

バナーのコストと情報価値のトレードオフ

 したがって、バナーによって閲覧者にもたらされる情報の価値と、バナー自体の容量によるページの重さへの影響、この2つのトレードオフになります。(ただし、特に最近では、ブロードバンド環境が普及しつつあり、バナーなどの負荷の影響は小さくなって来ているかもしれません。)
 というわけで、私が考えるバナーを作成する際の注意点は次のようになっています。

サイト名を明示する
サイトの自己紹介という点を踏まえて、まず第一に、サイト名がはっきり読めるようにするべきです。(※)
サイトの雰囲気を反映させる
実は難しいことですが……。サイトの配色を反映させるとか、CGサイトでは自分のCGの一部を紹介するなどの手があります。また、マスコットキャラクターがいれば、それを登場させるのも有効かもしれません。
できるだけ軽く作る
ナローバンド環境にも配慮して、大きくても5kB以下に抑えるべきでしょう。特にGIFアニメーションで作る場合は注意が必要です。

※ちなみに私は、バナーを持たないサイトのことも考えて、バナーとサイト名を等価に扱うようにしています。

 そういうことで、特に上記3点を守ったバナーならば、リンク元が提供する価値があると判断しているわけです。

 なお、「軽く作る」に関連することですが、表示をできる限り速くするためにも、ダウンロードして使用した方が良いと思います。あちこちのサーバーから分散してファイルを読み込むのは、特に HTTP/1.1 では無駄が多くなるでしょう。

ネット用語

ホームページ?

ホームページ? 意味を間違えていませんか?

 よく指摘されることです。「ホームページ」の本来の意味は、ブラウザなどを立ち上げたときに最初に表示されるページ、一歩譲ったとしても、あるサイトの index ページのことであり、html ドキュメントの集合を意味する言葉ではない、ということですね。
 実は私自身は、意識して「ウェブサイト」などという言葉を重視していますが、繰り返しを避ける意味などで、たまに「ホームページ」と呼んだりしています。私は言葉の意味・用法の変遷には寛容なので、それが一般的に通用するならば、馴染みのある表現でよいと思います。

リンクフリー?

リンクフリー? LINK FREE などという英語は存在しませんが?

 和製英語ですね。「コンセント」などと同じでしょう。前項のホームページと同じで、馴染みのある言い方でよいのではないでしょうか。ただ、対義語としての「無断リンク禁止(ここはリンクフリーではありません)」という言葉の発生の温床になってしまうのではないか、という憂慮は考えられるかもしれません。

 とりあえずリンクの自由に関して確認しておきましょう。まず、引用が法的に保証されているという事実があります。そして、そもそもリンク行為は引用にすらあたらない、というのが一般的な解釈なのです。
 また、ウェブ上の公開されている以上、一々許諾を必要とするようなマナー(ネチケット?)を容認してしまうと、インターネットの円滑で自由な発展を妨げかねない、という主張もあります。これは、許諾要求のメールを出してもなかなか返信がこないような、多忙なサイト、更新の滞っているサイトについて特に当てはまることかもしれません。ただし、そういったサイトは「連絡不要(むしろ一々報告しないで欲しい)」のところが多い気がします。

 で、実は私も「リンクは好きにやってよいだろう」という考え方の人間の一人なのですが、自分では「リンクフリー」であることを敢えて明示しています。というのは、「リンクをしないで欲しい」という主張を行うこともまた自由であろう、と思うからです。それが受け入れるのは、単に相手が善意をもっていたからであり、法的な保証は全くないと考えているわけですが。
 そして、そのような希望を行う人、あるいは相手の我が儘に寛容な人たちの存在を認めている以上、念のため、自分のリンクに対する考え方を明示しているのです。実際、自分のサイトにリンクが展開されるのは喜ばしいことだと思っていますので、リンクを張ろうという方に確認などの手間を煩わせたくありませんから。

追記

 微妙にQ&Aっぽいスタイルを装って、本サイトを運営する上での考え方について述べてみました。内容は永久補償ではありませんし、私個人のものであり、世間一般に通用するとは限りません。
 他に聞きたいことがあれば、お問い合わせ下さい。このページは、随時更新される可能性の高いところの一つです。

著作・制作/永施 誠
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