Stardust Crown
常磐ならねば色褪する
桜何時しか枯れ果てど
時の移ろひ猶ほ緩く
誰見る目にや映るべき
されど長閑き春の日も
やがて陰るぞ定めなる
風だに吹かば咲く花は
一重偏に散り行きぬ
城門の厳粛たること 幾星霜か
市井の騒活たること 如何して詳らかせんや
庶人は官に則りて 國に安住し
百僚は旗に従ひて 皇に敬忠す
顧みれども 都府の煙は皆無きなり
塞ぐといへども 外囲の轟きは八方なり
暁角ととも 賊徒は禁軍を称へん
紅霞に慟哭して 斜陽を拒む
城門厳粛幾星霜
市井騒活如何詳
庶人則官安住國
百僚従旗敬忠皇
顧而都府煙皆無
雖塞外囲轟八方
暁角賊徒称禁軍
紅霞慟哭拒斜陽
帝冠の重なるを覚えず
玉座に民を憂うること少なし
天意は唯一義なり
國を亡ぼすは何ぞ人に非ざらんや
不覚帝冠重
玉座無憂民
天維唯一義
亡国何非人