兎と亀/説明書

兎と亀とは?

名前の意味

 『兎と亀』はイソップの寓話の一つです。兎と亀との競走において、兎は圧倒的な優位を築きながら、途中で昼寝をしてしまったため、亀に敗れた……という話です。本ゲームもペース配分の戦略を競うものなので、この名前にしました。

概略

 “兎と亀”は、二人対戦用のサイコロゲームです。相手の目を上回るように、規定数のサイコロを計画的に配分していくものです。“フットステップ”と呼ばれるゲームが基になっていて、碁石をサイコロにおきかえたようなルールになっています。(その他にも微妙な差があります。)

ゲームの流れ

〔0〕 レベルの選択

 データ・ロード終了後に、レベルの選択画面になります。ここで選ぶのは、はじめに配られるサイコロの数です。「初級」で10個、「中級」で20個、「上級」で30個のサイコロが“規定数”になります。
 なお、この“規定数”はゲームを再起動しない限り変更できません。

〔1〕 サイコロを規定数配る

 ゲームの最初に、両者それぞれに規定数のサイコロを配ります。これを、ダイス・プールと称します。ダイス・プールに存在するサイコロの数は、プレイヤーのものは画面左下、コンピュータのものは画面左上の、「残」の後に表示されます。また、マーカーと呼ぶ駒を8個ずつ配り、まず各々4個を盤の左に並べます。プレイヤーの駒は赤(太陽)、コンピュータの駒は青(月)です。これは、画面の左にあります。

〔2〕 適当な数のサイコロを取り出す

 ダイス・プールから、適当な数のサイコロを取り出します。これは、1個以上12個以下でなければなりません。ダイス・プールに12個未満のサイコロしかないのであれば、その数が上限になります。また、ダイス・プールにサイコロが残っていないときのみ、取り出すサイコロの数は0個になります。取り出すサイコロの数は、この段階ではお互いにわかりません。ただし、相手のダイス・プールに残っているサイコロの数はいつでもわかります。

 画面下側の青と赤の矢印をプッシュしてください。青の矢印を押すと取り出すサイコロの数を増やします。赤ですと減らします。サイコロは画面中央下寄りの部分に表示されますし、矢印の右側の「点」の後にもその個数が記載されます。サイコロを取り出し終わったら、画面中央部をクリックしてください。

〔3〕 取り出したサイコロを振る

 プレイヤーの選択が終わると、コンピュータの選択も見えるようになります。そして、サイコロを転がします。しばらくすると、自動的に止まり、出目の合計が計算されますのでお待ちください。
 [CLICK SCREEN] 等の指示に従ってください。「点」のところに、出目の合計が表示されます。

 サイコロの出目の合計が大きい側が勝者です。もし、出目の合計が同じなら、取り出したサイコロの数の多い方が勝者になります。それも同じ場合は引き分けです。勝者があった場合、敗者の駒を1つ、勝者の駒と交換することができます。

〔4〕 勝利条件

 そして、盤に並んだ駒が8つとも同じ色になるか、あるいは、お互いのダイス・プールが尽きたら一つのシーズンが終わります。次の[5]に移ってください。そうでない場合は、また〔2〕に戻ることになります。

 なお、片方のみのダイス・プールが尽きた場合、以後のトリックは必ず負けることになります。ですから、ダイス・プールが残っている側の駒が、余ったサイコロの分だけ自動的に増えるようになっています。

〔5〕 得点清算

 自分の駒を8つ並べることができた場合、2点が与えられます。また、8つ並んだ駒がない場合、お互いのダイス・プールが尽きたときは、並べた駒の数の多い方に1点が与えられます。並べてある駒の数も同じのときは、どちらにも点数は与えられません。
 こうして、先に4点を取った方が最終的な勝利者になります。もし、どちらもまだ4点を取っていないのなら、また〔1〕に戻ります。

〔6〕 採点評価を表示する

 決着が付いたあとに、画面をクリックするとあなたの評価値を見ることができます。それぞれ、以下の項目を採点します。

トータル( Total )
最終得点結果と下記の2つのサブスコアの総合です。
スキル( Skill )
できる限りの僅差で相手の取り出したサイコロを上回って勝つことが評価されます。
ラック( Luck )
サイコロの数が同じか、より少ないときに出目の合計で勝つことが評価されます。

 すべて100点満点です。さらに、Total に応じて黄金の星が点灯し、メッセージが表示されますので、最高の評価を目指してがんばってください! 結果を確認した後、スクリーンをクリックすると、また〔1〕に戻り、新たなゲームが始まります。

著作・制作/永施 誠
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