Stardust Crown
『兎と亀』はイソップの寓話の一つです。兎と亀との競走において、兎は圧倒的な優位を築きながら、途中で昼寝をしてしまったため、亀に敗れた……という話です。本ゲームもペース配分の戦略を競うものなので、この名前にしました。
“兎と亀”は、二人対戦用のサイコロゲームです。相手の目を上回るように、規定数のサイコロを計画的に配分していくものです。“フットステップ”と呼ばれるゲームが基になっていて、碁石をサイコロにおきかえたようなルールになっています。(その他にも微妙な差があります。)
データ・ロード終了後に、レベルの選択画面になります。ここで選ぶのは、はじめに配られるサイコロの数です。「初級」で10個、「中級」で20個、「上級」で30個のサイコロが“規定数”になります。
なお、この“規定数”はゲームを再起動しない限り変更できません。
ゲームの最初に、両者それぞれに規定数のサイコロを配ります。これを、ダイス・プールと称します。ダイス・プールに存在するサイコロの数は、プレイヤーのものは画面左下、コンピュータのものは画面左上の、「残」の後に表示されます。また、マーカーと呼ぶ駒を8個ずつ配り、まず各々4個を盤の左に並べます。プレイヤーの駒は赤(太陽)、コンピュータの駒は青(月)です。これは、画面の左にあります。
ダイス・プールから、適当な数のサイコロを取り出します。これは、1個以上12個以下でなければなりません。ダイス・プールに12個未満のサイコロしかないのであれば、その数が上限になります。また、ダイス・プールにサイコロが残っていないときのみ、取り出すサイコロの数は0個になります。取り出すサイコロの数は、この段階ではお互いにわかりません。ただし、相手のダイス・プールに残っているサイコロの数はいつでもわかります。
画面下側の青と赤の矢印をプッシュしてください。青の矢印を押すと取り出すサイコロの数を増やします。赤ですと減らします。サイコロは画面中央下寄りの部分に表示されますし、矢印の右側の「点」の後にもその個数が記載されます。サイコロを取り出し終わったら、画面中央部をクリックしてください。
プレイヤーの選択が終わると、コンピュータの選択も見えるようになります。そして、サイコロを転がします。しばらくすると、自動的に止まり、出目の合計が計算されますのでお待ちください。
[CLICK SCREEN] 等の指示に従ってください。「点」のところに、出目の合計が表示されます。
サイコロの出目の合計が大きい側が勝者です。もし、出目の合計が同じなら、取り出したサイコロの数の多い方が勝者になります。それも同じ場合は引き分けです。勝者があった場合、敗者の駒を1つ、勝者の駒と交換することができます。
そして、盤に並んだ駒が8つとも同じ色になるか、あるいは、お互いのダイス・プールが尽きたら一つのシーズンが終わります。次の[5]に移ってください。そうでない場合は、また〔2〕に戻ることになります。
なお、片方のみのダイス・プールが尽きた場合、以後のトリックは必ず負けることになります。ですから、ダイス・プールが残っている側の駒が、余ったサイコロの分だけ自動的に増えるようになっています。
自分の駒を8つ並べることができた場合、2点が与えられます。また、8つ並んだ駒がない場合、お互いのダイス・プールが尽きたときは、並べた駒の数の多い方に1点が与えられます。並べてある駒の数も同じのときは、どちらにも点数は与えられません。
こうして、先に4点を取った方が最終的な勝利者になります。もし、どちらもまだ4点を取っていないのなら、また〔1〕に戻ります。
決着が付いたあとに、画面をクリックするとあなたの評価値を見ることができます。それぞれ、以下の項目を採点します。
すべて100点満点です。さらに、Total に応じて黄金の星が点灯し、メッセージが表示されますので、最高の評価を目指してがんばってください! 結果を確認した後、スクリーンをクリックすると、また〔1〕に戻り、新たなゲームが始まります。
著作・制作/永施 誠